2009年11月 のアーカイブ

ナイスガイとの出会い

2009年11月30日

いいなあ ステキな人だなあと思う人の知り合いは、
たいてい またまた いいなあって人だよね。
カーリンの本のデザインをやってくれた保里くんは、
僕らのテイストをとても良く理解して、
ステキなデザインを提案してくれる。
パン屋の包装紙、クリスマスの案内、ギャラリーで出すリトルプレスなど
次々とお願いしてしまっている。

写真の箱は、5日からのfoodmoodの詰め合わせ用にホリキくんがつくった箱。

写真の箱は、5日からのfoodmoodの詰め合わせ用にホリキくんがつくった箱。


そして彼に紹介してもらった シールと箱のホリキくん。
こちらの無理難題になんとか応えようとしてくれるナイスガイ!
職人たちが少しかたくなに それは無理、出来ないという枠を
どうやったら取り外せるんだろうとチャレンジしてくれる、
2代目や若者たちがなんとも頼もしい。
パン屋のクリスマス、美味しいキッシュをすっごく かわいい箱に入れて、
お届けできると思います。

デフレ

2009年11月24日

大学のテニス部仲間たちと一泊二日の伊豆旅行。
ターセン的には ゆっくり電車で現地へ向かいたかったんだけど、
そんなことは許されず・・・
一台の車にギューギュー5人乗りで3時間、あまつさえ
ターセンは後部座席中央の座敷わらし老人状態。
車内で話しているうちに、なんと5人のうち3人もが
ユニクロを着ているではありませんか!
いい大人がなんと嘆かわしい。
こうして君たちがデフレを助長しているのだっと大演説会になってしまった。
価格がどんどん破壊され、大量に安いものしか売れない世の中で
勝ち残れるのは仕掛けた大手だけです。
追随する他のところは、どんどん自分で自分の首を絞めることになる。
輸出国のポジションを中国に取られた日本は、
国内の消費しか生きる道は無いのに、こうして皆がデフレに突っ込んで行く。
大人たちが 自分さえよければいいんだという狭い考えを変えない限り、
日本の経済は立ち直れません。
全共闘真っ盛り、熱く日本の未来を語り 高い志のあった、
あの頃を思い出したい。
着るもの 食べるもの つながっている生産者を応援しようではありませんか。

そしてターセンは前から着てみたかったダウンベストに挑戦です。
ジュンヤワタナベ。
カッコいいね、細かいディテールにしびれます、くーーっ。

枕投げこそしなかったけど、ゴルフやって、
夜はターセンの大好きなトランプ三昧。
二十歳に帰れる 楽しい旅ではありました。

伸び伸びと自然に

2009年11月21日

人の話を聞いていて、何か心がかたいなぁと感じることがある。
ウンウンと相づちを打ちながらも、
肩の力を抜いて 身体も心もやわらかくなーれと無言で祈る。
ピラティスを何年もやっているけど出来ないことはたくさんあって、
何かの拍子に出来たあとなった時は 初めて聞く先生の言葉が
きっかけだったりするから、それを早く言ってくだいよぉと云うと
最初から何度も同じこと言ってますって・・・
そうなんだよ、受け取るこちら側の問題だよね。
人はどうも自分の都合のいいように見たり 聞いたりしているらしいのです。

山本祐布子ちゃんの布の世界がスキで、二度目となる展らん会です。
彼女を見ていると、
才能があるって あぁこういうことなんだなと思い知らされます。


自分の世界を自分で限定しない。物事の明るい面をキャッチできる力がある。
ターセンが彼女の切り絵を初めて見た時に マチスみたいだねと云った時も、
そうですかあ はははって・・・
伸び伸び自由で本当にキモチいい。
自分の心をやわらかく あたたかくしておくって、
ほんとに大事なことだね。

寄り添う

2009年11月19日

ターセンは問題解決に走る。
ぐだぐだ不満を聞くのが苦手なので、
じゃぁ こうこうこうしたらいいんじゃないかとパッパっとまとめる。
その昔 カーリンに 解決して欲しいと思っている訳じゃなくて、
聞いて欲しいだけなんだよとキッパリ云われたことがある。
でもまぁ 本当に解決して欲しいことも時々あるようなので、
なんともこの辺の見極めが難しいんだけどね。

家族の誰かがちょっと具合悪かったりすると、
totoはぴったりその人に寄り添う。
なんとなく心配そうに ベッドの足下とか
身体の一部におしりをピタとくっつけていてくれる。
ホッカイロもあったかいけど、やはし生きもののぬくもりって違うよね。
何も出来ないけど そばにいるよ 大丈夫だよって感じかなぁ。

夫婦も親子も この寄り添うってことが大切。
物理的な距離や時間って、何のかんの云っても 大事だと思っています。
ケイタイやメールで気持ちを発信しても、伝わらないことはたくさんある。
どうぞ大事な誰かの心に寄り添ってあげてください。

アナログ

2009年11月13日

どんどんデジタル化してゆく撮影現場。
みんながパソコンの画面を見ながら進めて行く。
結局のところ 編集データはパソコンにおとされるのだから、
合理的なやり方と云えばそれまでだけど、
修正のきかない紙焼きの世界は やはし緊張感みたいなものがある気がします。
デジタル化の先兵として30年もやってきたターセンとしては尚更そう思う訳。
大スキなフォトグラファーの小泉佳春さんが我が家に来ての撮影でした。
アナログにポラロイドのポジを紙枠に入れてチェックしてみたり,
フィルムを替える独特の音に心騒いだりして、
そんな撮影の様子をデジカメで撮るターセンです(笑)。

スタッフに見知った顔があったりすると、
心無しか取材されてるカーリンもリラックス出来ている様子でちょっとホッ。
しっかし みんなも取材受けると家の中がすごーく片付くのは間違いないよ。

ロマネコンティ

2009年11月11日

ターセンがいる時代、その会社は最盛期を極める
(と勝手に自分で思っている)。
赤い部屋や青い部屋を会社の中に作ったり、
社員番号のある犬がフロアーを自由にうろうろしていたり、
それはそれは豪快で楽しいことが大好きな名物社長だったSさん。
大きな契約が取れると、富士山に沈む夕陽で真っ赤に染まった
赤い部屋に招かれてロマネコンティで乾杯!となる訳です。
すごーく面白い時代だったなぁ。
今でも彼はロマネコンティをオークションで落としては、
豪快に飲んだり、人にプレゼントしているらしい。
先日もギャラリーを訪れた際、おみやげに年代物のロマネをくれた。

ターセンは、大スキなリストランテイマイでしつらえてくれた美味しいものを
息子たちと食べながらサラッと飲んでいる。

うんちくも大事だけど、知識が感性を邪魔することがしばしばあることも
事実。どこどこのなになにも確かにスゴかったりする場合もあるけれど、
ありのままを丸ごと受け入れられる「自分」になれたらいいなと思う。
色メガネを外してね。
そんなターセンのちょっとした秘訣は、「面白い!」って思うことかな。
ホー、そうきたかとか、そんな風に思うんだね なかなか面白いぞ なーんてね。
所詮 WE ARE ALL ONE だもの。

トレプチ

2009年11月8日


リヤカーで花を売っていた はなちゃんのアドバイスで、
自転車の荷台をお菓子入れにして吉祥寺でお菓子を売っていた葉子ちゃん。
今風のはしりだね。
その美味しさは忘れられない味だったけど、
東小金井あたりで一軒家を改造して、
週に2回お店をやっていると聞いていた。
そしてようやく今日訪ねることが出来た・・・
トトロの森にありそうな庭に大きなモミの木。
古い家にぴったりの柱時計のチックタックをBGMにして、
楽しそうに今日のお菓子を説明する葉子ちゃん。

ちょっと異国の異次元空間に迷い込んだようで
お菓子の魔法にクラクラしそう。

みんな その人らしく、その人の世界観を表現しているんだね。
ターセンが昔あげた自転車の革のサドルが それはいい感じに古びていて、
時の流れということをちょっと感じました。
「おいしい」は おなかもこころも幸せにしてくれます。

30年

2009年11月3日

TEHANDELさんから山本祐布子デザインの紅茶缶 秋冬版が届きました。

スウェーデンの紅茶を一人で輸入販売しているTEHANDELさん
アールグレイが大好きなターセンのおすすめは、Blue Star です。
これは カフェ横尾でもいただけます。

男はたいていの場合ベターハーフの嗜好にいつの間にか染められていきます。
みそ汁の具は一種類!と声高に主張していても、
無視され続け 出されたのをこれまた飲み続けていると、
やはし 豆ふには油あげだよね などと変ぼうを遂げて行くのであります。
紅茶もしかり。

そんなターセンとカーリンも今月で結婚してから30年。
あっという間だったような いやはや いろいろあったような、
感慨深いひとつの区切りです。
こういう時 カーリンへのプレゼントを考えるのは大変に難しいことのひとつ。
若い時にニューヨークへ出張する際に頼まれた ご指定のヴィトンのバッグ。
店で実際に見てみると 何にも入らないよというサイズなので、
気を利かせて ひとまわり大きいのを買って帰ったら、
いつの間にか誰かにあっさりとあげられていました(涙・笑)。
彼女は欲しいもの スキなものが昔からほんとにはっきりしているので、
それからは あれこれ悩まないで素直に
今何が欲しいのかを聞くことになった次第。
今回もきっと、欲しいものは自分で買っているから 何も要らないよと
また キッパリと云われちゃうんだろうなぁ。